業界トップの5大ゲーム会社
任天堂
任天堂は、京都に本社を置く世界最大かつ最古のゲーム会社です。1889年、手作りの花札を作るために設立されました。
20世紀半ばには、ラブホテルやタクシーサービスなどさまざまな小規模専門事業に挑戦した後、ゲーム業界最大手のコングロマリットへと成長。ゲームだけでなく、シアトル・マリナーズのマジョリティ・オーナーでもあります。
スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスは、2003年に競合他社の株式会社スクウェアと株式会社エニックスが合併して誕生した会社。
1987年に始まったスクウェアの『ファイナルファンタジー』シリーズは、史上最も広く流通しているゲームシリーズとなっています。同シリーズは、家庭用ゲーム機とポータブルゲーム機をはじめ、多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム、携帯電話用ゲーム、3つのアニメシリーズ、2つの長編CGI映画などにまで、ヒットを収めています。
技術的には自信はあったものの、映画は商業的には失敗に終わり、これがエニックスとの合併の一因となりました。
セガ
セガは『フロッガー』や『ザクソン』など、超人気アーケードゲームを生み出し、家庭用ゲーム機の「メガドライブ」「セガサターン」「ドリームキャスト」で大成功を収めました。
しかし、1990年代の激戦で任天堂とソニーに敗れた後は撤退し、数多くのプラットフォーム向けのソフトウェア開発に注力しました。
なお創業は、1940年に3人のアメリカ人がハワイで設立したスタンダード・ゲームズという会社から始まり、1951年に東京に移転。1965年の合併を経て、「SErvice GAmes of Japan(サービスゲームズジャパン) 」を語源とする現在の社名になりました。
バンダイナムコ
ナムコは1955年に東京で、市販の子供向けおもちゃの製造会社としてスタートしました。1972年には現在のブランド名を確立し、1974年にはアタリ社の日本支社を買収して、コインゲーム業界に参入しました。
岩谷徹が考案した『パックマン』は、1980年に同社を代表するコイン式アーケードゲームの一つとなり、その後、『ギャラクシアン』を皮切りに、ナムコは家庭用ゲーム機「ファミコン」向けのゲームを開発するようになりました。『たまごっち』『ソウルキャリバー』『鉄拳』などがその代表格です。
やがて、ナムコとバンダイは2005年9月に合併し、「バンダイナムコホールディングス」となりました。ゲームだけでなく、おもちゃ、ゲームセンター、アニメ、遊園地なども同社の得意分野となっています。
コナミ
コナミは、幅広い人気を誇るコンピュータゲームおよびテレビゲームの製造・販売会社として知られています。2005年時点では、日本で第4位のゲーム開発会社となっています。
現在の会長兼CEOである上月景正は、1969年に大阪でジュークボックスのレンタルと修理の事業を始めました。仲真良信、松田拡、石原祥吉は、上月が集めたビジネスパートナーであり、1973年にコナミ工業株式会社を設立した当初の創業者達です。
「コナミ」という言葉は彼らの名前を組み合わせたものです。ちなみに「小波」はコナミの別名です。コナミは東京に本社を置き、国内ではフィットネスセンターの所有および運営も行っています。
『ダンス・ダンス・レボリューション』『ウイニングイレブン』『ときめきメモリアル』『メタルギア』『サイレントヒル』『遊戯王』などが同社の人気ゲーム作です。